本研究室は、エネルギーと資源に関わる環境問題・国際問題に挑む文理融合の研究室です。再生可能エネルギー、水素エネルギー、燃料資源、金属資源、循環資源などの諸問題と環境ならびに社会との関わりについて多角的、重層的に解析し、持続的社会のための指針を考えます。
国際社会が抱えるエネルギー問題、資源問題を複眼的にとらえ、自然科学的および社会科学的手法を融合させて、持続的社会のための総合的かつ体系的なエネルギー資源学の研究を進めています。特に、エネルギー・資源フロー戦略解析および評価技術開発、また、低炭素技術の導入拡大を加速させるうえで必要となる政策・社会条件の分析、およびそれらの国際比較の研究を行っています。
主な研究テーマとしては、①地熱エネルギーならびに他の再生可能エネルギーの新たな展開とその社会受容性、② 低炭素社化社会のためのCO2削減技術とその技術社会システム、③ エネルギー政策の実証分析、水素技術や再生可能エネルギーの導入拡大に向けた公共政策、化石燃料関連技術の脱炭素化の国内外の政策および市場動向の分析評価、④ エネルギー施設と社会ならびにステークホルダーのネットワーク解析などがあります。