岡本、宇野、研究室卒業生の田中らによる蛇紋岩化実験に関する論文が出版されました。かんらん石ー直方輝石ー水系に関する最長360日にも及ぶ水熱実験を行い、その生成物を熱重量測定(TG)で分析しました。TGプロファイルの微分のDTGスペクトルを教師なし機械学習の1つである非負値行列分解によって解析し、特定が難しい生成物の変化を明らかにしました。このような手法は、多段階の変質が起こる海洋底の蛇紋岩化を明らかにする強力な手段になると考えられます
Okamoto, A.*, Tanaka, S., Uno, M., Dandar, O., Yoshida, K., 2024. Characterization of serpentinization in olivine-orthopyroxene-H2O system revealed by thermogravimetric and multivariate statistical analyses. Island Arc, 33, e12519 DOI: 10.1111/iar.12519