8/7から愛媛県の三波川帯変成帯で野外調査を行いました。
筆者(沖野)は3ヶ月ぶり2度目の四国上陸です。飛行機はもはやおなじみとなったDHC8-Q400。フラップだけではなくランディングギアも目の前でその動きを観察できるので、(一部の機械オタクにとっては)ワクワクが止まらない飛行機です。
最初の巡検スポットは国領川沿いの露頭でした。ここでは大理石・蛇紋岩・泥質片岩などが互いに反応帯を形成しています。活発なディスカッションが行われ、気になった箇所はサンプリングしていきます。この日は猛暑で、持参した2Lのペットボトルが半分以上空になりました。最後に一面に広がる泥質片岩と記念写真を一枚。
続いては猿田川沿いの露頭へ。
ここへのアクセスには川を渡る必要があるのですが、既に過去の巡検で2回ほど川落ちしている筆者にとっては緊張の瞬間です。己の頼りない体幹を信じて渡ります。
渡れました。ここでも蛇紋岩と泥質片岩の間で反応が進行しています。ここでどのような元素移動が起こったのかを解明することが、私たちの研究の一つです。
猿田川の妖精さん(?)にも見守られ、無事調査を終えることが出来ました。