東京大学の永冶方敬さん、岡本らが武藤潤さんのGriggs変形試験機で三波川帯の白髪山蛇紋岩体の脱水実験をおこなった論文が出版されました。アンチゴライト+ブルーサイトの蛇紋岩をマントルウェッジ条件で反応させて、ブルーサイト部分が選択的に2次的なカンラン石に代わることを示しました。また、実験前後のEBSD解析によりブルーサイトとカンラン石の結晶包囲関係を明らかにしています。
Takayoshi Nagaya, Atsushi Okamoto, Masanori Kido, Jun Muto, Simon R. Wallis, Dehydration of brucite + antigorite under mantle wedge conditions: insights from the direct comparison of microstructures before and after experiments, 2022, Contributions to Mineralogy and Petrology ,177:87 リンク