5th Serpentine Daysに参加しました

9/23-25にかけてスペインのグラナダで開催された5th Serpentine Daysに岡本教授と沖野(M2)が参加しました.

Serpentine Daysは2003年にフランスの小さな研究集会として始まったもので,2016年以来8年ぶりの開催となった5回目の今回は,ヨーロッパ各国を中心に約70名が参加しました.

Serpentine(蛇紋石)という非常にマニアックな岩石がトピックの集会でしたが,地質学的議論のみならず,二酸化炭素貯留(CCS),水素生成,海洋底における初期生命など様々な角度から活発な議論が行われました.

岡本教授はKeynote speakerとして招待され,主に沈み込み帯の地殻-マントル境界における物質移動について基調講演を行いました.

沖野はこれまで行なってきた地殻-マントル境界を再現した高温高圧実験に関する研究についてポスター発表を行い,活発な議論を行いました.

また,学会前にはマントルの石であるかんらん岩が産出することで世界的に有名なロンダ山地を見学しました.また蛇紋岩化に伴ってメタンや水素が発生しているアルカリ泉も見学し,現在も地下で進行する蛇紋岩化の過程を生身で実感することができました.

学会後にはグラナダ大学を訪問し現地の実験設備を見学するとともに,板野敬太博士と水熱実験などに関する議論を行いました.

ヨーロッパで活躍する研究者の方々と直接交流をすることができた,非常に貴重な経験となりました.

集合写真