3/15,16に、宮城県の牡鹿半島の先端に位置する女川町にて分散会を行いました。夕食に牡鹿名物のクジラの刺身が出たり、露天風呂からは雄大な太平洋が見えたりなど、海の存在を身近に感じる2日間でした。

一日目には女川原子力発電所、二日目には石巻市の震災遺構門脇小学校を見学しました。
原子力発電所ではバスによる構内見学を行い、原子炉建屋や津波対策のための防波堤などを見学しました。徹底した安全対策が行われている印象を受けましたが、事故が起こった場合の被害を考えると、安易に原発稼働を進めてはいけないのでは、という思いもあり、一筋縄ではいかない問題だな、と思いました。

石巻市の震災遺構・門脇小学校。津波火災で甚大な被害を受けた校舎を目の当たりにし、地震や津波の恐怖が現実味を帯びて身に沁みました。自分たちにとって世界の大部分を占めていたはずの学校という場所を失った当時の子供たちの悲痛を思うと、いたたまれず、やるせない気持ちになりました。
日本に生きるうえで避けては通れない自然災害。その脅威を前に、防災の重要性を改めて痛感する、非常に貴重な経験となりました。

燃え残った机や椅子の金属部分が印象的。