宇野 正起 Masaoki UNO
About me
地震波観測やGPSなど地下の観測技術の進んだ現代ほど,人類が大地の変動を実感している時代はありません.地震,火山,鉱床,地熱資源.沈み込み帯に住む我々には大地の変動と恵みがもたらされます.いま,日本列島の地下でなにが起きているのか? 岩石を様々な方法で観察・分析するとその答えが見えてきます.野外地質調査,室内化学分析,水熱反応実験,数値シミュレーション,統計・機械学習を駆使して,地殻内の反応ー水理ー破壊現象を明らかにしてゆきます.
News
- 2024/10/01:研究指導学生の松野哲さん(D1),戸田涼斗さん(M1)が,日本地質学会 学生優秀発表賞を受賞しました!
- 2024/09/20:研究指導学生の松野哲士さん(D1),星田昌慶さん(M2)が,日本鉱物科学会 研究発表優秀賞を受賞しました!
- 2024/09/11:資源・素材学会で反応誘起破壊による鉱物炭酸塩化の加速に関して招待講演しました!
- 2024/09/10:日本地質学会で南極の高温変成岩から探る地殻深部の岩石破壊の実態について招待講演をしました!
- 2024/05/27:断層運動にともなう岩石の破砕エネルギーに関する論文がScientific Reports誌に掲載されました!ポスドクのゲリさんの論文です.
- 2024/04/02:かんらん石の蛇紋岩化反応の多様性に関する統計解析の論文がIsland Arc誌に掲載されました!私は主に統計解析手法(非負値行列分解)について担当しました.
- 2024/03/06:エネルギー企業大手のX社の科学技術部門幹部と日本における二酸化炭素鉱物固定に関して意見交換しました.私達の知見が日本や世界のカーボンニュートラル化に貢献できることを願っています!
- 2024/03/01:アメリカエネルギー省がファンディングする二酸化炭素鉱物固定に関する研究グループ(GMCS)に招待され,講演をおこないました!
- 2024/01/13:長石の変質による空隙形成に関する論文がContributions to Mineralogy and Petrology誌に掲載されました!特任助教のアスティンさんの論文です.
- 2023/12/9-21:アメリカ地球物理学会(AGU)に参加後,カルフォルニアの蛇紋岩の調査をしてきました!
- 2023/11/4:高圧変成岩中の流体包有物に関する論文がContributions to Mineralogy and Petrology誌に掲載されました!ポスドクのマンザさんとの共著です.私は主にマスバランス計算を担当しました.
- 2023/10/31-11/3:四国で蛇紋岩の炭酸塩化と沈み込み帯の石英脈の調査をしてきました.
- 2023/10/05:研究指導学生の五十嵐大輝さん(M1),奈良拓実さん(M1)が,日本地質学会 第130年学術大会で学生優秀発表賞を受賞しました!
- 2023/09/21:研究指導学生の松野哲士さん(D2)が日本地球化学会 第70年会で招待講演をおこないました!
- 2023/09/15:葛根田地熱地域の現在および過去の温度構造を制約した主著論文がGeothermics誌に掲載されました!!
- 2023/09/12:Slow-to-Fast地震学国際研究集会の前日若手イベントで招待講演をしました.大変に好評でした!
- 2023/08/19:研究指導学生の松野哲士さん(D2)と奈良拓実さん(M1)がWater-Rock Interaction国際学会の学生研究ポスター優秀賞を受賞しました!
- 2023/07/10:研究指導学生の松野哲士さんが日本地球惑星連合大会2023年学生優秀発表賞を受賞しました!
- 2023/06/16:蛇紋岩の炭酸塩化に関する論文がContributions to Mineralogy and Petrology誌に掲載されました!!卒業生のNomulinさんとの共著です.
- 2023/05/26:スラブ/マントル境界でのCa交代作用に関する論文がLithos誌に掲載されました!!ポスドクのダンダルさんとの共著です.
- 2023/05/12:択捉島の羅臼岳のマグマ供給システムに関する論文がJournal of Petrology誌に掲載されました!!ロシア人の留学生のAlexey Kotovさんとの共著です.
- 2023/04/14:スラブ/マントル境界での交代作用に関する論文がContributions to Mineralogy and Petrology誌に掲載されました!!卒業生の大柳さんとの共著です.
- 2023/04/03:准教授に昇進しました!研究室名も「岡本・宇野研」になります.
- 2023/03/24:研究指導学生の奈良拓実さん(B4)がエネルギー環境奨学賞を受賞しました!
- 2023/03/16:日本の地殻浸透率をまとめた論文が,日本地熱学会誌に掲載されました!!
- 2023/03/08:鉱物脈とスロー地震との関係を示した論文がGeophysical Research Lettersに掲載されました!!
- 2023/02/28:葛根田地熱地域の温度構造に関する論文を投稿しました!
- 2023/01/20:化学反応による岩石破壊と二酸化炭素鉱物固定の加速に関する研究提案がJST創発的研究支援事業に採択されました!!
- 2022/12/08:アメリカ・ミネソタ大学を中心とした二酸化炭素鉱物固定に関する研究グループ(GMCS)に招待され,講演をおこないました!大変好評でした!
- 2022/12/01:プレスリリース:山形-福島県境で群発地震を引き起こした地殻内の流体量を推定 群発地震の周期性、大地震との関係、金鉱脈との関連性を示唆.
- 2022/11/19:地震学者の椋平祐輔さん,吉田圭佑さんとの共著論文が,Communications Earth & Environment誌に掲載されました!論文として初めての地震学とのコラボレーションです!宇野は地質学的な解析と解釈,そしてIntroductionおよびDiscussionを主担当で執筆しました.
- 2022/11/04:研究指導学生の松野さん(D1)が環境科学研究科環境奨学賞を受賞しました!
- 2022/11/01:研究指導学生の松野さん(D1)が2021年度 ハードロック掘削科学フォーカスグループ若手奨励賞を受賞しました!
- 2022/10/28:研究指導学生の松野さん(D1)が環境科学討論会にて優秀賞を受賞しました!
- 2022/09/29:研究指導学生の松野さん(D1)が日本学術振興会特別研究員DC2に内定しました!
- 2022/09/04:日本地質学会第129年学術大会にて日本地質学会柵山雅則賞を受賞しました!!
- 2022/08/06-19:モンゴルにて高圧変成岩を調査してきました.
- 2022/07/26:惑星科学の研究者のセミナで講演させていただきました.
- 2022/07/15:主任研究者としてNEDO「官民による若手研究者発掘支援事業」に採択されました!
- 2022/07/01:日本地質学会・柵山雅則賞の受賞が決まりました!
- 2022/06/30:研究代表者で応募していた科研費 挑戦的研究(萌芽)が採択されました!
- 2022/06/16:研究代表者で応募していた科研費 学術変革領域研究(A)公募研究が採択されました!
- 2022/06/13:最近,小惑星研究者のMさん,Nさん,岩石学者のHさんと共同研究を始めました.今後の展開が楽しみです.
- 2022/06/12:卒業生のAmandaさんの超臨界地熱貯留層の岩石学に関する論文が,Geothermics誌に掲載されました!
- 2022/05/06:地殻内群発地震における流体量に関する論文,地震学者のMさんYさんとの共著論文が投稿されました!
- 2022/04/27:研究分担者で応募していた科研費 基盤(S)が採択されました!
- 2022/04/25:研究分担者で応募していた東北大学附置研 若手アンサンブルグラントが採択されました!
- 2022/04/19:高温変成岩中の流体活動に関する論文,DさんNさんとの共著論文が投稿されました!
- 2022/03/29:日本の地殻浸透率に関する論文,地熱研究者のIさんとTさんとの共著論文が投稿されました!
- 2022/03/25:研究指導学生の松野さん(M2)が環境科学研究科長賞を受賞しました!
- 2022/03/25:研究指導学生の松野さん(M2), 井坂さん(B4)が卒業しました!
- 2022/03/14:粘土鉱物の膨潤圧に関する論文,断層・粘土鉱物研究のNさん,Jさんとの共著論文が投稿されました!
- 2022/02/28:研究代表者で応募していた科研費 基盤(B)が採択されました!
- 2022/02/23:マンザさん(D3)のモンゴルの高圧変成岩に関する論文が,Journal of Asian Earth Sciences誌に掲載されました!
- 2022/02/16:地化学機械学習に関する研究内容が,日刊工業新聞に掲載されました!
- 2022/2/10:プレスリリース:変質した岩石の化学組成を機械学習で復元! ―地球内部の元素循環の統一的な解明へ―.
- 2022/02/07:化学反応と岩石破砕に関する研究内容が,日経産業新聞に掲載されました!
- 2022/01/26:研究指導学生の松野さん(M2)の地化学機械学習の論文が,Scientific Reportsに掲載されました!
- 2022/01/21:化学反応と岩石破砕に関する研究内容が,日刊工業新聞に掲載されました!
- 2022/01/18:プレスリリース:化学反応によって岩石が破壊され、水や二酸化炭素が持続的に固定されるメカニズムを解明.
- 2022/01/14:化学反応と岩石破砕に関する論文が,アメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されました!!
略歴
平成16年3月 巣鴨学園 巣鴨高等学校 卒業
平成16年4月 東京大学 理科I類 入学
平成20年3月 同大学 理学部 地球惑星科学専攻 卒業
平成20年4月 東京大学 大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻 修士課程進学
平成22年3月 同課程修了
平成22年4月 東京工業大学 大学院 理工学研究科 地球惑星科学専攻 博士課程進学
平成23年4月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
平成25年4月 東京工業大学 大学院 理工学研究科 地球惑星科学専攻 研究員
平成25年12月 同課程修了 博士(理学)
平成26年1月 東北大学 大学院 環境科学研究科 PD
平成26年1月 東北大学 大学院 環境科学研究科 助教(任期付)
平成29年4月 東北大学 大学院 環境科学研究科 助教(任期無)
令和05年3月 東北大学 大学院 環境科学研究科 准教授(任期無)
平成23年3月 国際深海科学掘削計画(IODP)Expedition 334 乗船研究者
令和1年 第61次日本南極地域観測隊(JARE61)隊員
ResearchGate Researchmap 科研費 Instagram
研究業績
原著論文(*責任著者)
2024
- Porosity generation via spatially uncoupled dissolution precipitation during plagioclase replacement in quartz undersaturated fluids. Nurdiana, A., Okamoto, A.*, Uno, M., Tsuchiya, N., 2024. Contributions to Mineralogy and Petrology, 179: 10.
- Characterization of serpentinization in olivine-orthopyroxene-H2O system revealed by thermogravimetric and multivariate statistical analyses. Okamoto, A.*, Tanaka, S., Uno, M., Dandar, O., Yoshida, K. 2024. Island Arc, 33:e12519.
- Multiscale off-fault brecciation records coseismic energy budget of principal fault zone. Agroli, G., Okamoto, A., Uno, M., Tsuchiya, N.*. 2024. Scientific Reports, 14, 1–13.
2023
- Multiphase-solid fluid inclusions in HP-LT eclogite facies rock (Zavkhan Terrane, Western Mongolia): evidence for the evolution from saline to hypersaline fluids during metamorphism in subduction zone. Bayarbold, M., Okamoto, A., Uno, M., Yoshida, K., Kotov, A., Agroli, G., Dandar, O., Niwa, Y., Kimura, M., Tsuchiya, N.*, 2023. Contributions to Mineralogy and Petrology, 178, 85.
- Metamorphic rocks with different pressure–temperature–time paths bounded by a ductile shear zone at Oyayubi ridge, Brattnipene, Sør Rondane Mountains, East Antarctica. Adachi, T.*, Kawakami, T., Higashino, F., Uno, M., 2023. Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 230220.
- Continuous thermal structures of the present-day and contact-metamorphic geothermal systems revealed by drill cuttings in the Kakkonda geothermal field, Japan. Uno, M.*, Okamoto, A., Akatsuka, T., Tsuchiya, N., 2023. Geothermics, 115, 102806.
- Upward earthquake swarm migration in the northeastern Noto peninsula, Japan, initiated from a deep ring‐shaped cluster: Possibility of fluid leakage from a hidden magma system. Yoshida, K., Uno, M., Matsuzawa, T., Yukutake, Y., Mukuhira, Y., Sato, H., Yoshida, T., 2023. Journal of Geophysical Research: Solid Earth, 128, e2022JB026047.
- Progressive carbonation and Ca-metasomatism of serpentinized ultramafic rocks: insights from natural occurrences and hydrothermal experiments. Amarbayar, N., Dandar, O., Wang, J., Okamoto, A., Uno, M., Batsaikhan, U., Takayanagi, H., Iryu, Y., Tsuchiya, N.*, 2023. Contributions to Mineralogy and Petrology, 178:38.
- Mantle hydration initiated by Ca metasomatism in a subduction zone: An example from the Chandman meta-peridotite, western Mongolia. Dandar, O., Okamoto, A.*, Uno, M., Tsuchiya, N. Lithos, 452-453, 107212.
- Partial melting under shallow-crustal conditions: A study of the Pleistocene caldera eruption of Mendeleev volcano, southern Kuril island arc. Kotov, A.*, Smirnov, S., Nizametdinov, I., Uno, M., Tsuchiya, N., Maksimovich, I., 2023. Journal of Petrology, 64, 1-22.
- Multiple post-peak metamorphic fluid infiltrations in southern Perlebandet, Sør Rondane Mountains, East Antarctica. Higashino, F.*, Kawakami, T., Adachi, T., Uno, N., 2023. Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 118:S004.
- Metasomatism at a metapelite–ultramafic rock contact at the subduction interface: Insights into mass transfer and fluid flow at the mantle wedge corner. Oyanagi, R., Uno, M., Okamoto, A., 2023. Contributions to Mineralogy and Petrology, 178:23.
- 日本の浅部から深部における地殻浸透率. 石橋琢也*, 冨樫聡, 宇野正起, 2023, 日本地熱学会誌 45, 1, 27–44.
Crustal permeability in Japan: From shallow to deep. Ishibashi, M., Tomigashi, A., Uno, M., 2023. Journal of the Geothermal Research Society of Japan, 45, 1, 27–44. - Short‐lived and voluminous fluid‐flow in a single fracture related to seismic events in the middle crust. Mindaleva, D.*, Uno, M.*, and Tsuchiya, N.*, 2023. Geophysical Research Letters, 50, 5, e2022GL099892.
- NaHCO3 as a carrier of CO2 and its enhancement effect on mineralization during hydrothermal alteration of basalt. Kikuchi, S., Wang, J.*, Dandar, O., Uno, M., Watanabe, N., Hirano, N., and Tsuchiya, N., 2023. Frontiers in Environmental Science, 11, 1–11.
2022
- Volatile-consuming reactions fracture rocks and self-accelerate fluid flow in the lithosphere. Uno, M.*, Koyanagawa, K., Kasahara, H., Okamoto, A., Tsuchiya, N., 2022. Proceedings of the National Academy of Science, 119 (3) e2110776118.
- Machine-learning techniques for quantifying the protolith composition and mass transfer history of metabasalt. Matsuno, S., Uno, M.*, Okamoto, A., Tsuchiya, N., 2022. Scientific Reports, 12, 1, 1385.
- Slab-derived fluid storage in the crust elucidated by earthquake swarm. Mukuhira, Y., Uno, M., Yoshida, K., 2022. Communications Earth & Environment, 3, 286.
- High-temperature silicified zones as potential caprocks of supercritical geothermal reservoirs. Amanda, F.F., Tsuchiya, N.*, Alviani, V.N., Uno, M., Yamada, R., Shimizu, S., Oyanagi, R., 2022. Geothermics, 105, 102475.
- Continental arc-derived eclogite in the Zavkhan Terrane, western Mongolia: Implications for the suture zone in the northern part of the Central Asian Orogenic Belt. Bayarbold, M., Okamoto, A., Dandar, O., Uno, M., Tsuchiya, N.*, 2022. Journal of Asian Earth Sciences, 229, 105150.
- Development of open transport of aqueous fluid from pegmatite revealed by trace elements in garnet. Nurdiana, A.*, Okamoto, A., Uno, M., Tsuchiya, N., 2022. Geofluids, 2022, 8786250.
2021
- Rupture of wet mantle wedge by self-promoting carbonation. Okamoto, A.*, Oyanagi, R., Yoshida, K., Uno, M., Shimizu, H., Satish-Kumar, M., 2021. Communications Earth & Environment, 2: 151.
- Multi-stage serpentinization of ultramafic rocks in the Manlay Ophiolite, southern Mongolia. Nomuulin A., Tsuchiya, N.*, Dandar, O., Okamoto, A., Uno, M., Undarmaa, B., Wang, J., 2021. Mongolian Geoscientist, 26, 53, 1–17.
- Redistribution of magnetite during multi-stage serpentinization: Evidence from the Taishir Massif, Khantaishir ophiolite, western Mongolia. Dandar, O.*, Okamoto, A., Uno, M., Tsuchiya, N., 2021. Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 116, 176-181.
- Multi-stage infiltration of Na- and K-rich fluids from pegmatites at mid-crustal depths as revealed by feldspar replacement textures. Nurdiana, A., Okamoto, A.*, Yoshida, K., Uno, M., Nagaya, T., Tsuchiya, N., 2021. Lithos, 106096.
- Local initiative hydrogen production by utilization of aluminum waste materials and natural acidic hot-spring water. Alviani, V.N., Hirano, N., Watanabe, N., Oba, M., Uno, M., Tsuchiya, N., Applied Energy, 116909.
2020
- 東ドロンイングモードランド,セール・ロンダーネ山地 地学調査隊報告 2019–2020 (JARE-61): 河上哲生*, 足立達郎, 宇野正起, 東野文子, 赤田幸久, 2020, 南極資料, 64, 351-398, doi/10.15094/00016230.
- Rapid fluid infiltration and permeability enhancement during middle–lower crustal fracturing: Mindaleva, D., Uno, M.*, Higashino, F., Nagaya, T., Okamoto, A., and Tsuchiya, N., 2020, Lithos, 372–373, 105521, doi:10.1016/j.lithos.2020.105521.
- Transport and Evolution of Supercritical Fluids During the Formation of the Erdenet Cu–Mo Deposit, Mongolia: Agroli, G., Okamoto, A., Uno, M., and Tsuchiya, N., 2020, Geosciences, 10, 201, doi:10.3390/geosciences10050201.
- Sparse isocon analysis: A data-driven approach for material transfer estimation: Kuwatani, T.*, Yoshida, K., Ueki, K., Oyanagi, R., Uno, M., and Akaho, S., 2020, Chemical Geology, v. 532, p. 119345, doi: 10.1016/j.chemgeo.2019.119345.
- Talc CPO determined by improved EBSD procedure for sheet silicates: Implications for anisotropy at the slab–mantle interface due to Si-metasomatism: Nagaya, T.*, Okamoto, A., Oyanagi, R., Seto, Y., Miyake, A., Uno, M., Muto, J., and Wallis, S.R., 2020, American Mineralogist, doi: 10.2138/am-2020-7006.
2019
- Evidence for multiple stages of serpentinization from the mantle through the crust in the Redwood City Serpentinite mélange along the San Andreas Fault in California: Uno, M.*, and Kirby, S., 2019, Lithos, v. 334–335, p. 276–292, doi: 10.1016/j.lithos.2019.02.005.
- Evaluation of Caldera Hosted Geothermal Potential during Volcanism and Magmatism in Subduction System, NE Japan: Amanda, F.F.*, Yamada, R., Uno, M.*, Okumura, S., and Tsuchiya, N., 2019, Geofluids, v. 2019, p. 3031586, doi: 10.1155/2019/3031586.
- Fault weakening caused by smectite swelling: Kameda, J.*, Uno, M., Conin, M., Ujiie, K., Hamada, Y., and Kimura, G., 2019, Earth, Planets and Space, v. 71, no. 1, p. 131, doi: 10.1186/s40623-019-1108-5.
- Enhancement of Permeability Activated by Supercritical Fluid Flow through Granite: Nohara, T.*, Uno, M., and Tsuchiya, N., 2019, Geofluids, v. 2019, p. 6053815, doi: 10.1155/2019/6053815.
- Formation of secondary olivine after orthopyroxene during hydration of mantle wedge: evidence from the Khantaishir Ophiolite, western Mongolia: Dandar, O., Okamoto, A.*, Uno, M., Oyanagi, R., Nagaya, T., Burenjargal, U., Miyamoto, T., and Tsuchiya, N., 2019, Contributions to Mineralogy and Petrology, v. 174, no. 11, p. 86, doi: 10.1007/s00410-019-1623-1.
- Mechanisms and possible applications of the Al–H2O reaction under extreme pH and low hydrothermal temperatures: Alviani, V.N.*, Setiani, P., Uno, M., Oba, M., Hirano, N., Watanabe, N., Tsuchiya, N., and Saishu, H., 2019, International Journal of Hydrogen Energy, v. 44, no. 57, p. 29903–29921, doi: 10.1016/j.ijhydene.2019.09.152.
- Utilization of geothermal hot spring water for hydrogen production: Alviani, V.N.*, Kosaka, T., Uno, M., Oba, M., Hirano, N., Watanabe, N., Tsuchiya, N., Saishu, H., 2019, Journal of Geothermal Society of Japan, v 41, no. 3, p. 101–107.
2018
- Drone brings new advance of geological mapping in Mongolia: Opportunities and challenges: Dandar, O.*, Okamoto, A., Uno, M., Batsaikhan, U., Ulziiburen, B., and Tsuchiya, N., 2018, Mongolian Geoscientist, v. 47, p. 53–57, doi: 10.5564/mgs.v0i47.1063.
2017
- Excess water generation during reaction-inducing intrusion of granitic melts into ultramafic rocks at crustal P–T conditions in the Sør Rondane Mountains of East Antarctica: Uno, M.*, Okamoto, A., and Tsuchiya, N., 2017, Lithos, v. 284–285, p. 625–641, doi: 10.1016/j.lithos.2017.04.016.
- Differentiation of eruptive magma in the late Miocene Shirasawa Caldera and present geothermal reservoir: Suzuki, T., Uno, M.*, Okumura, S., Yamada, R., and Tsuchiya, N., 2017, 日本地熱学会誌, v. 39, no. 1, p. 1–14, doi: 10.11367/grsj.39.25.
2016
- Contrasting geochemical signatures of devonian and permian granitoids from the tseel terrane, SW mongolia: Burenjargal, U.*, Okamoto, A., Tsuchiya, N., Uno, M., Horie, K., and Hokada, T., 2016, Journal of Geosciences (Czech Republic), v. 61, no. 1, p. 51–66, doi: 10.3190/jgeosci.210.
- Supercritical geothermal reservoir revealed by a granite–porphyry system: Tsuchiya, N.*, Yamada, R., and Uno, M., 2016, Geothermics, v. 63, p. 182–194, doi: 10.1016/j.geothermics.2015.12.011.
2015
- Transition from dehydration to hydration during exhumation of the Sanbagawa metamorphic belt, Japan, revealed by the continuous P–T path recorded in garnet and amphibole zoning: Uno, M.*, Iwamori, H., and Toriumi, M., 2015, Contributions to Mineralogy and Petrology, v. 170, no. 3, p. 33, doi: 10.1007/s00410-015-1185-9.
- Hydrogeological responses to incoming materials at the erosional subduction margin, offshore Osa Peninsula, Costa Rica: Kameda, J.*, Harris, R.N., Shimizu, M., Ujiie, K., Tsutsumi, A., Ikehara, M., Uno, M., Yamaguchi, A., Hamada, Y., Namiki, Y., and Kimura, G., 2015, Geochemistry, Geophysics, Geosystems, v. 16, no. 8, p. 2725–2742, doi: 10.1002/2015GC005837.
- Geochemistry of accreted metavolcanic rocks from the Neoproterozoic Gwna Group of Anglesey–Lleyn, NW Wales, U.K.: MORB and OIB in the Iapetus Ocean: Saito, T.*, Uno, M., Sato, T., Fujisaki, W., Haraguchi, S., Li, Y. bing, Sawaki, Y., Yamamoto, S., and Maruyama, S., 2015, Tectonophysics, v. 662, p. 243–255, doi: 10.1016/j.tecto.2015.08.015.
2014
- Elemental transport upon hydration of basic schists during regional metamorphism: Geochemical evidence from the Sanbagawa metamorphic belt, Japan: Uno, M.*, Iwamori, H., Nakamura, H., Yokoyama, T., Ishikawa, T., and Tanimizu, M., 2014, Geochemical Journal, v. 48, no. 1, p. 29–49, doi: 10.2343/geochemj.2.0283.
- Millimeter– to decimeter– scale compositional mapping using a scanning X–ray analytical microscope and its application to a reaction zone in high–grade metamorphic rock: Uno, M.*, Okamoto, A., and Tsuchiya, N., 2014, Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, v. 109, no. 6, p. 271–278, doi: 10.2465/jmps.140613b.
2013
- IODP expedition 334: An investigation of the sedimentary record, fluid flow and state of stress on top of the seismogenic zone of an erosive subduction margin: Vannucchi, P.*, Ujiie, K., Stroncik, N., Malinverno, A., Arroyo, I., Barckhausen, U., Conin, M.J., Foley, S.M., Formolo, M.J., Harris, R.N., Heuret, A., Huftile, G.J., Kameda, J., Kim, G.Y., et al., 2013, Scientific Drilling, , no. 15, doi: 10.2204/iodp.sd.15.03.2013.
- Rapid pulses of uplift, subsidence, and subduction erosion offshore central america: Implications for building the rock record of convergent margins: Vannucchi, P.*, Sak, P.B., Morgan, J.P., Ohkushi, K., Ujiie, K., and the IODP Expedition 334 Shipboard Scientists, 2013, Geology, v. 41, no. July, p. 995–998, doi: 10.1130/G34355.1.
報道
- 山形-福島県境で群発地震を引き起こした地殻内の流体量を推定 群発地震の周期性、大地震との関係、金鉱脈との関連性を示唆, プレスリリース(2022/12/01)
- 岩石 変質前の組成解明 ー東北大,機械学習で復元,日刊工業新聞(2022/2/16)
- 変質した岩石の化学組成を機械学習で復元! ―地球内部の元素循環の統一的な解明へ―,プレスリリース(2022/2/10)
- 岩が水蓄える仕組み解明,日経産業新聞(2022/2/7)
- 地球深部の岩石破壊解明 ー東北大 体積膨張反応が要因,日刊工業新聞(2022/1/21)
- 化学反応によって岩石が破壊され、水や二酸化炭素が持続的に固定されるメカニズムを解明,プレスリリース(2022/1/18)
- 沈み込み帯における二酸化炭素の固定化がマントルの破壊を引き起こす ― 炭素の循環とプレート境界での地震現象との関係性を示唆 ―,プレスリリース(2021/8/26)
- マグマ由来の流体による微小な割れ目網が地下水の流路に -世界初、白亜紀の花崗岩中に超臨界流体の痕跡を発見-,電気新聞(2019/11/18),岐阜新聞(2019/11/21),科学新聞(2019/11/29)
- 研究者はどんなノート?「地質学者」,読売KoDoMo新聞(2019/10/3)
招待講演
- 反応誘起破壊が拓く加速度的二酸化炭素鉱物固定
資源・素材学会 2024 (秋田) (2024) 2101-06-05 (Oral), 秋田, 2024/9/11 [招待講演]
宇野正起 - 東南極セール・ロンダーネ山地,高温変成岩の全面露頭解析が拓く地殻深部の岩石破壊の実態と地震学とのリンク
日本地質学会 第131年学術大会 (2024) T2-O-4 (Oral), 山形, 2024/9/10 [招待講演]
宇野 正起、奈良 拓実、ミンダレバ ディアナ、河上 哲生、足立 達朗、東野 文子、土屋 範芳 - Reaction-induced fracturing during serpentine carbonation promoted by selective dissolution of brucite. Masaoki Uno, Geo-processes in Mineral Carbon Storage (GMCS) seminar, 2023/03/01, online, Invited.
- 地質学からみたプレート境界深部の流体活動と岩石破壊.宇野正起,Slow-to-Fast地震学国際研究集会 前日若手イベント, 2023/09/12, 東京大学地震研究所, Invited.
- 変成岩・火成岩の化学組成に対する機械学習の適用:定量的元素濃度変化量の推定による沈み込み帯流体流動の解明にむけて.松野哲士,宇野正起,岡本敦, ⽇本地球化学会 第70回年会, 2023/9/21, 東京海洋大学, 招待講演(研究指導学生の松野さんの招待講演).
- Reaction-induced fracturing and enhanced permeability during fluid-rock reactions and their perspectives for mineral carbonation. Masaoki Uno, Geo-processes in Mineral Caron Storage (GMCS) seminar, 2022/12/8, online, Invited.
- 加水膨張反応によるリソスフェアの破壊と流体移動の自己加速化:MgO–H2O実験系からの制約. 宇野正起, 衝撃変成セミナー, 2022/7/26, online, Invited.
- Fluid pressure gradients and permeability evolution in the crust: insights from metamorphic fluid-rock reaction zones and hydrothermal experiments. Masaoki Uno, Atsushi Okamoto, Diana Mindaleva, Hisamu Kasahara, Naoki Sugisawa, Jun Kameda, Noriyoshi Tsuchiya, JpGU-AGU Joint Meeting 2020, SCG63-08, 2020/7/16, Virtual (Virtual), Invited.
- Extensive mass transfer during fluid flow at subduction zone: Evidence from Sanbagawa metamorphic belt, Japan. Masaoki Uno, Hitomi Nakamura, Hikaru Iwamori, GEOFLUID 3 Nature and Dynamics of Fluids in Subduction Zones, O4–06, 2014/3/3, Tokyo Institute of Technology (Tokyo ), Invited.
- Petrology, mineralogy & geochemistry of the Redwood City Serpentinite with implications for the hydrology of the San Andreas Fault System and the distributions of serpentinites in the California coast. Stephen Kirby, Masaoki Uno, GEOFLUID 3 Nature and Dynamics of Fluids in Subduction Zones, O3–19, 2014/3/2, Tokyo Institute of Technology (Tokyo ), Invited.
受賞など
- 日本地質学会柵山雅則賞.「プレート収束帯における動的な流体活動」(宇野正起)2022年9月.
- 日本鉱物科学会2024年年会 研究発表優秀賞.(研究指導学生の松野哲士氏・星田昌慶氏受賞) 2024年9月.
- 日本地質学会第130年学術大会 学生優秀発表賞.(研究指導学生の五十嵐大輝氏・奈良拓実氏受賞) 2023年9月.
- 日本地質学会第130年学術大会 学生優秀発表賞.(研究指導学生の五十嵐大輝さん受賞)2023年9月.
「蛇紋岩の炭酸塩化におけるブルーサイトの選択的溶解の役割と反応誘起破壊」 - 日本地質学会第130年学術大会 学生優秀発表賞.(研究指導学生の奈良拓実さん受賞)2023年9月.
“Geological records of magma intrusion possibly related to subvolcanic deep low-frequency earthquakes” - Water-Rock Interaction-17 Outstanding Student Research Poster Award. (研究指導学生の奈良拓実さん受賞)2023年8月.”Possible geological records of subvolcanic earthquake events in lower-crustal high grade metamorphic rock”
- Water-Rock Interaction-17 Outstanding Student Research Poster Award. (研究指導学生の松野哲士さん受賞)2023年8月.”Progressive release of trace elements from subducting slab and enrichment in the overlying crust: Trace element budget at the plate boundary elucidated from the Sanbagawa metamorphic belt, Japan”
- 日本地球惑星連合大会2023年学生優秀発表賞.(研究指導学生の松野哲士さん受賞)2023年7月.”Quantifying metamorphic elemental transfer history for fluid-rock interaction by combining machine learning and mineral records”
- エネルギー環境奨学賞.(研究指導学生の奈良拓実さん受賞)2023年3月.
- 環境科学研究科長賞.(研究指導学生の松野哲士さん受賞)2023年3月.
- 環境科学研究科奨学賞.(研究指導学生の松野哲士さん受賞)2022年11月.
- 東北大学環境科学研究科 環境科学討論会優秀発表賞(研究指導学生の松野哲士さん受賞)2022年9月.
「海洋底変質に伴う定量的な元素移動量とその支配パラメーター:北西太平洋と南太平洋の元素移動形態の相違」 - 2021年度ハードロック掘削科学フォーカスグループ若手奨励賞.(研究指導学生の松野哲士さん受賞)2022年9月.
- 環境科学研究科長賞.(研究指導学生の松野哲士さん受賞)2022年3月.
- エネルギー環境奨学賞.(研究指導学生の小梁川広大さん受賞)2021年3月.
- 第6回東北大学若手研究者アンサンブルワークショップ ポスター賞.「群発地震の逆解析による沈み込み帯の流体ダイナミクスの解明」(椋平祐輔,宇野正起,吉田圭佑)2021年2月(東北大流体研の椋平さん代表の共同研究).
- 日本鉱物科学会2020年オンライン年会 研究発表優秀賞.「機械学習による原岩推定を用いた変成岩の物質移動量解析」(松野哲士,宇野正起,岡本敦,土屋範芳)2020年9月(研究指導学生の松野さんの受賞).
- 日本地質学会第120年学術大会 優秀ポスター賞.「サンアンドレアス断層直上Redwood蛇紋岩岩体の反応過程」(宇野正起,ステファン・カービー)2013年9月.
社会貢献活動など
- 日本地質学会東北支部 2020年度総会・講演会代替企画「プレコロナ時代の最新南極内陸地質調査」 YouTube: https://youtu.be/D03Bb3rXODg 2021年3月31日.
外部資金など
科研費:科研費個人ページ(研究代表者7件,研究分担者2件)
JST: 創発的研究支援事業(研究代表者)2023年〜
NEDO: 超臨界地熱発電技術研究開発
官民による若手研究者発掘支援事業/マッチングサポートフェーズ(主任研究者)2022年
その他
- 東北大学附置研究所若手アンサンブルグラント(2022年度).「群発地震の逆解析による群発地震を通した沈み込み帯流体ダイナミクス理解の空間的展開」椋平祐輔,宇野正起,吉田圭佑,Zhiwei Wang.
- 東北大学附置研究所若手アンサンブルグラント(2020年度).「群発地震の逆解析による沈み込み帯の流体ダイナミクスの解明」椋平祐輔,宇野正起.
- 産総研-東北大マッチング研究支援事業(2018年度)「JAPAN地殻浸透率マップ構築に向けた研究」石橋琢也,冨樫聡,宇野正起.
リンク
- 極地研ブログ
- セルロン地質・ドームふじ輸送チーム帰国(2020/1/17)
- 地質チーム キャンプ生活を終え基地に帰還!(2019/12/27)
- セルロン地質チーム 本格調査開始!(2019/11/22)
- セルロン地質チーム 野外行動訓練実施(2019/11/14)
- セルロン地質チームケープタウンを出発(2019/11/12)
- セルロン地質チーム成田空港を出発!(2019/11/8)
- 日本極地振興会
- IODP