四国にある三波川変成帯へ巡検に行きました

2021年7月30日から8月1日にかけて、四国にある三波川変成帯の調査に行きました。沈み込み帯では、地震やマグマの形成など、我々の生活にもかかわる様々な現象が起こっています。三波川変成帯では、沈み込みこむプレートと大陸のマントルを構成していると考えられている岩石が露頭で観察できます。今回の巡検では、蛇紋岩(マントルの岩石が含水化したもの)・エクロジャイト(沈み込み帯の地下~70 kmに存在すると考えられている岩石)・泥質片岩(沈み込む海洋プレートの上部に積もった泥や砂などの堆積物が変成作用を受けたもの)などを主に観察しました。

露頭の記載および岩石試料の採取
蛇紋岩の上で記念撮影をする杉岡(左)・松野(中央)・田中(右)
蛇紋岩を手にして喜ぶ杉岡
露頭を観察しながら議論
泥質片岩を手にして喜ぶ杉岡
エクロジャイト(地下~70 kmの岩石)の前で記念撮影