グルノーブル・アルプ大学(フランス)滞在記

D2沖野は4月より3ヶ月間,フランスのグルノーブル・アルプ大(Université Grenoble-Alpes; UGA)の地球科学研究所(Institut des Sciences de la Terre; ISTerre)に滞在しております.そろそろ折り返しということで,こちらでの日々の生活を紹介させていただきます.

グルノーブルはフランスの南東部に位置する人口15万人の都市で,イゼール県の県庁所在地です.フランス第二の都市であるリヨンから鉄道や高速バスで1時間強ほどの場所に位置しており,東部はイタリアとの国境をなすアルプス山脈が横たわっています.

住宅街の隙間から顔を覗かせる峻厳なアルプス

私が到着した4月上旬は気温が25度近くあり日本との気温差に驚きましたが,その前の週は雪が降ったとのことで目まぐるしく気温が変わるようです.現に滞在中も雨の日は気温が10°Cほどしか上がらなかったと思えば,次の晴天の日には25°Cまで到達するなど,体調管理能力が試されています.

市内中心部にはイゼール川が流れており,市民の憩いの場になっているようです.川の南側には旧市街が広がっており,大小問わず飲食店や商業施設が軒を連ねています.トラムが張り巡らされているため,市内の移動は大変便利です.

また,グルノーブルは自転車に優しい街としても知られています.中心部はほぼ平坦であるため,多くの人が自転車で移動しています.そのため,専用自転車道もかなり整備されておりストレスを感じることなく移動できます.

大通り横の自転車専用道.自転車も右側通行を守らなくてはいけない.

グルノーブルは学術都市としての側面も持っており,旧市街の東には私の滞在先であるグルノーブル・アルプ大学のキャンパスが広がっています.理系から文系まで幅広い学部を有しており,国の研究機関とも連携しているようです.実際,私の滞在するISTerreもUGAなどの大学やフランス国立科学研究センター(CNRS)との共同研究所です.このためか,2013年にはつくば市と姉妹都市協定を結んでいます.

IsTerreは10つのチームを有しており,320人のスタッフ(うち1/3は博士課程学生)が在籍しています.フランスでも最大級の予算(680万ユーロ, 2024年時点)を獲得していることが特徴の一つのようです.私は鉱物チームに所属していますが,みな同じ居室というわけではなく,ざっくばらんに分かれています(私自身まだよくわかっていません).

IsTerreの外観.この裏に建物がもう2つある.

私の主観ですが,多くの人が大体8:30~9:30ごろに出勤し,17:00にはほとんど帰宅しています.お昼は教授・研究員・学生関係なく,皆で一緒に食事を楽しむという文化です.学食もあることにはありますが,どこかで買ってくるか家から持ってくることが多いようです.

こちらでの主な研究は,Benjamin Malvoisin博士との数値モデルの開発です.個人的に初めての挑戦であるため試行錯誤する日々ですが,Malvoisin博士の親切な指導もあり楽しみつつ進めることができています.

Malvoisin博士と沖野
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