モンゴル ハンタイシルオフィオライト

ー大陸成長,深部地熱資源,生命ー

植生に覆われた日本列島と異なり,モンゴルには広大な岩石砂漠が広がります.アジアのど真ん中のモンゴルは,アジア大陸の成長を記録した中央アジア造山帯に属します.大陸地殻,海洋地殻そしてマントルの岩石が,広大な平原に露出しています.モンゴルは地殻やマントルの断面を,数十km〜数百kmで観察できる,大地の窓なのです.

ハンタイシルオフィオライトには地下数十kmにあったマントルの断面が広大に広がっている.
2016年の調査の結果から,ハンタイシルオフィオライトは,沈み込み帯の下のマントルが広範囲に露出している,世界的にも非常に珍しい地質帯であることが明らかになった.さらなる解析から沈み込み帯下のマントル(ウェッジマントル)での流体活動や,地下生物圏のエネルギー源となる水素発生過程の解明が期待される.
モンゴル チャンドマン エクロジャイトにて